食い意地をはっているのは恥ずかしいことだと思っていた。柊季さんは気にするんじゃなくて、むしろ褒めてくれた。


カボチャのグラタンやマフィン、さつまいもを使ったスイーツ。どれもこれも我慢してたら食べられなかったものばかり。


なにより柊季さんと一緒に食べれたのは私にとっていい刺激となった。誰かと一緒に食を共有する楽しさを知ることが知り、とても幸せなことなんだと学ぶことができた。


「カボチャのポタージュも食べてみたかったな〜。でもさすがにお腹いっぱい」


「俺も。それ、天音なら作れるんじゃない?」


「そっか。作ればいいんだ!あとでレシピ調べてみよう…!」


他にも食べたかった料理がたくさんあったから、メモしておこう。考えただけでも腕がなる。