【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

校舎の広さを考えれば、それほど時間がかかるものではない。それは保健室登校をしている私でも理解できること。


思ったよりも時間がかかっていたのは会長が一つひとつ丁寧に説明してくれたから。いつか私が使うときのことを考えて細かく説明してくれたのかもしれない。


「中庭は園芸部が花の手入れをしているんだ」


「とてもきれいな花壇ですね。見てて癒されます」


「そう言って貰えて嬉しいよ。瀬名さんの言葉を伝えたら、園芸部の人たちはさぞ、よろしくだろうね」


「園芸部の人たちとも仲が良いんですか?」


同じ生徒会の人ともとても親しそうだったし。


今朝のことを思い出した途端、また胸がチクッと痛くなった。