「そろそろ行くぞ。夕飯に天音たちも誘っておいた。この中の誰かが負けたら奢るってこともな」


「ちょ、勝手に決めんなよ!?」


「面白い。負ける訳にはいかないな。負けたら一花に一生からかわれてしまう」


「俺も、天音に負けたなんて報告は出来ない。颯太、圭、全力でやるぞ」


リア充怖え〜。俺が負けたら笑い話で済ませるってことか?そんなこと絶対させねぇ。たまには恥でもかけ!


年上とか関係ない。俺らは幼なじみ。遠慮なく、全力でぶつかってやる…!!


いつかこの二人みたいに俺の隣にも大切な誰かが出来たなら、俺もこんな風にカッコつけることになるんだろうな。