ある日俺は困っているおばあさんを助けた。その人に「ありがとう」と言われて、衝撃を受けた。


人に感謝をされるのはスポーツで勝つよりも嬉しいことなんだって。それから俺は困っている人や動物がいれば助けるようになった。


生徒会に入ったのも人を助けられると思ったから。まさかそこで幼なじみ4人が集結するなんてな。


天才だけどどこか抜けている柊季、頭脳明晰で怒らせると怖い圭、あざとい態度と観察眼に優れている一花、そして俺。


一花は昔から圭が好きで、高校に入ったら付き合うって昔から宣言していた。圭もそれは満更でもないみたいで、すぐに返事をしていた。


柊季はあのルックスと頭の良さ、少し抜けているのが女子たちの心を撃ち抜いていたが、本人は恋愛に興味が無いと言っていた。