「圭、どういうことだ」


「お前は最近たるんでる。生徒会長として叩き直すために俺たちと行動だ」


「はぁ!?勝手に決めるなよ。だいいち、天音は中庭の手入れなんてしたことないから、誰かが教えないと大変だろ?」


ガーデニングの知識はおばあちゃんに教えられたから多少はあるけど、この広い中庭を手入れするのはさすがに無理がある。


「心配はいらない。代わりに颯太が教えてくれる。一花、行くぞ」


「はーい。天音ちゃん、そーちゃんまた後でね!」


しぶしぶ受け入れた柊季さんはムスッとしながら作業場に向かっていった。


ちょっと可哀想だったな。でも、仕事に支障が出たら大変だから今日のところは頑張ってね柊季さん。