【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

ずっと忘れていた。こんな感情。それが今になってなんで。


「理由はともあれ、笑ってくれて良かった。俺、笑った瀬名さん結構好きだよ。とても自然な感じがして」


褒められるのに慣れてなくてなんだか恥ずかしい気持ち。言葉がくすぐったい。


「あ、ありがとうございます」


目を合わせるのも照れくさくて視線を逸らしてしまった。悪い印象を与えてないか不安だ。


ガラッ!


「あ!いぶくんいたー!」


「やば…。もうそんな時間か」


突然保健室に入ってきたのは黒のショートヘアの女子生徒。腕には生徒会の腕章がある。


可愛い人。生徒会だから年上だよね。


「全く探したよ。朝早くから会議だって自分から言ってたのに、肝心の生徒会長さまが出席してなくてどうするのよ!?皆探してたんだから」