【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

「大丈夫だよ。いつものことだし」


「いつも?」


「うん。昔からいぶくんもそーちゃんもあんな風にけーくんに怒られてたんだ。二人とも、高校生になっても変わらないなぁ」


そんな過去があったんだ。昔から四人一緒に切磋琢磨しながら成長してきたんだ。幼い頃の柊季さんか。見てみたかったな。


私がその時に出合っていたら、どんな高校生になっていたんだろう。今となっては叶わないことだけど、きっと楽しい日常を送れたんだろうな。


「だいたい、生徒会たるもの場を弁えて、他の生徒に見本を見せるのが俺たちの役目であってな」


「あの、そろそろ許してあげてください。二人も反省していると思うので」


「…ったく、仕方ないな。お前たち、今日は天音さんの肝に銘じてこれくらいにしといてやる。次やったら、どうなるか分かってるよな?」