【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

「俺は素直な天音が好きだよ」


「素直な私?」


「そう。だから、キミの気持ちをしょうじきに……」


「いふきさ…きゃ!」


突然倒れ込んできた柊季さんを支え、揺さぶりながら声をかけるが全く反応がない。しばらくすると、スースーと寝息のようなものが聞こえてきた。


寝ている?よく見ると目の下には隈のようなものが出来ていた。きっと寝不足だったのだろう。


学校祭の準備が始まってから息付く暇もないくらい忙しくて、十分に休息を取ることができなかったんだ。


こんなになるまで頑張って。生徒のためにボロボロになってちゃ、いつか本当に倒れますよ。


だから今はゆっくりと休んでください。私はそのために居るんですから。


心の吊っかえがスッと消え、気づけばそれが自然と言葉になっていた。


「私を優しく受け止めてくれるなら、私もあなたを受け止めたい。大好きなあなたをこの腕で支えたい。私は柊季さんが大好きです」


寝ている時だから言える。近いうちに、起きている時に伝えます。


私の気持ちを。それまで待っていてください。