あの事件から三日が経った。主犯である萩野さんたちはしばらく学校へは来ることは出来なくなった。


私はようやく生徒会に復帰して少しずつもとの生活を取り戻しつつある。


あの日のことは柊季さんの意向で表沙汰にならずに済んだ。


私としてもこれ以上事を大きくしたくなかったからそれでいいと思っている。


休んでいる間に学校祭の準備は本格的になっていた。


校内の空気は緊張感に包まれ、いっそう気合が入っている。


衣装の準備にメニュー作り。看板などを作り一日でも早く完成に近づける。