「ごめん」


「えっ!?あの…」


「いや、さっきの言葉、瀬名さんは嫌いなのかなって」


あ、それで。


「嫌いですよ。世界で一番。その言葉は私にとって呪いなんです」


この世で最も残酷で、二度と聞きたくなくて、ずっと私を苦しめてきた呪いの言葉。