【完】保健室の天使は、天然な生徒会長のトリコ

「以上でメニュー決めを終わります。何か質問がある人は挙手をお願いします」


一人の女子生徒が手を挙げた。立ち上がると何かを言うことなく、黙るばかり。


あの席は確か…萩野(はぎの)さん?メンバーの中に彼女の友だちの子がいたはず。


立ち姿はまるでモデルさん。ブラウンのロングヘアと鼻筋が通ったキレイな顔立ち。


見惚れてしまう。


「一つ聞きたいんだけど、この場に瀬名さんって必要?」


「え?」


思わず声に出てしまった。いや、出て当然と言った方が正しい気がする。


「それは、どういうことでしょうか?」


戸惑っている私より先に声を上げたのは一花ちゃんだった。その声色は怒りを籠らせてきた。