憧れのヒーローはヤンキー?いや、私の王子様でした




危険を感じて、手を振り払おうとしたけど力及ばず。


そのまま路地裏に連れて行かれ、真っ暗なお店らしきところに押し込められる。

周りのお店は夕方から開くようなお店ばかりの場所


静かな空間にザリッと歩く男の足音が響く。



そして、急に口を布で塞がれて意識が遠くなった。







目を覚ますと私は寝ていた。
起き上がろうとして、自分の状況に絶句する。


ロープでがっちりと縛られてる上に手足も結ばれている。

…それに、何かロープが変な気がする。


複雑に張り巡らされてるというか…。
ロープがきつく食い込み、胸が強調されている気がする。



体の締め付けに耐えながら何とか体を起こしてみる。


「あ、起きた?可愛いね。」


少し離れた場所に座っていた男
携帯を置き、こっちにやって来る。



「ねぇ、俺を褒めて。本当は1回やるつもりだったんだけど我慢したんだよ?意識ない彩ちゃんに手出したら可哀想だと思ってね。」



「でも、ちょっとだけやっちゃったけど。」


そう言って、私の制服のスカートを指差す。


そこには白い液体がついていた。
飛び散ったかのようについてるそれはすでにいくつかは染み込んでいた。