れんれんと恋するための30日



あっという間に時間は過ぎて、午後からはそれぞれで好きな所を回った。
幸と蓮はどれだけ乗り物に乗れるかに挑戦し、道と透子はボートに乗ったり二人の時間をゆっくりと楽しんだ。

もう、そろそろ、閉園時間が迫っている。


「最後に観覧車に乗りたい。
ミッチー達も乗ろうよ」


幸がそう言うと、道と透子は顔を見合わせ二人で頷いた。
そして、蓮と幸、道と透子の二組で上下のゴンドラに乗り込んだ。


「透子さん、ちゃんとミッチーに言えるかな」


幸が動くたびにグラグラ揺れるゴンドラに、蓮は吐きそうになっていた。


「何を?」


「透子さんの今までの自分の気持ちを、ミッチーに素直に伝えられるか心配なんだ」


幸は上で揺れている道達のゴンドラを、どうにかして見ようと必死だった。


「幸、そんなの幸が心配することじゃないよ。
それより俺の事をもっと心配して…」


「何を?」


幸は蓮の隣に移動してきた。


「幸が動く度にこのゴンドラが揺れて、俺、マジ吐きたい…」


福はそんな蓮が可哀そうで可愛くて、優しく背中をさすってあげた。


「そんな事したら、マジで吐くかも」


「それだけはやめて~~~」