れんれんと恋するための30日



ジェットコースターから降りてきた蓮は悲惨だった。
もうしばらくは動けないという顔をしている。
対照的に幸は、もう一回乗りたいと騒いでいた。


「幸ちゃん、その先にフラワーパークがあるの。
ちょっと行ってみない?」


蓮を気の毒に思った透子はそう言って幸を誘った。


「うん、行く」


「行っておいで。
僕達はここで休んでるから」


道は幸達を優しく送り出した。


「俺、マジでジェットコースター苦手で…
でも、あんなに張り切ってる幸を前にすると何も言えなくて…」


「君はいい人だね。
だから、透子が長くつき合ったんだ」


蓮はふらつく頭を持ち上げて、道を見た。


「でも、俺達はちゃんと別れました」


「君が幸を好きになったから?」


「透子があなたを忘れられなかったから。
いや、透子があなたを愛しすぎてたから…

もちろん、僕が、幸の事を好きになったのも理由だけど」