れんれんと恋するための30日



「れんれん、ミッチー、透子さ~ん、早く~」


9月27日の日曜日は、夏の日差しではなく秋の気配を感じる心地よい風が吹いている。
遊園地で遊ぶには最高の天気に、幸のテンションはマックスに上がっていた。


「あ、俺が幸の相手はするんで、道さんたちは好きに動いて下さいね」


蓮は早くこのペアから離れたかった。
ただでさえ、透子の美しさだけで目を引くのに、今日の道の格好に蓮は唖然とした。
明るいブルーのスキニーパンツにショートブーツ、黒の薄手の革ジャンをはおり、頭にはイギリスの貴族が被りそうな黒の山高帽を被っている。
それに長髪の髪だ。
いくらおしゃれ好きな蓮でも一歩引いてしまっている。


「ダメ、一緒に遊ばなきゃWデートの意味がない」


遠くを歩いていたはずの幸は、いつの間にか、蓮のそばに来て怒っている。
透子と道は、静かに微笑むだけだった。


「私達は、幸ちゃん達に合わせるから気にしないで」


道といる透子は、きっと本来の透子なのだろう…
自然体でリラックスしているように見える。
蓮はそんな透子を見て、少しホッとした。