れんれんと恋するための30日



フォークダンスの最中に、透子は道に小さい声で愛してると言った。

とても小さな声だったから、道には聞こえなかったかなと思った瞬間、道はさりげなく透子を引き寄せ「知ってるよ」と笑って言った。

蓮君、ごめんね…
もう、蓮君を解放してあげる。
可愛い幸ちゃんの元へ行ってあげて…
私も、道に全てをぶつけてみる…
蓮君、本当にありがとう。


「幸は大丈夫だよ」


蓮は笑顔で透子にそう言った。


「蓮君、あとで話があるの…
ホームルームが終わったら中庭のベンチで待ってる」