“福、あなたは大人になったのです。
以前のあなたは、まだ、小さな子供のままだった。
この数日で大人になったあなたは、私の約束よりも大切なことがあることに気づいたのです”
福は泣きながら神様にお願いした。
“神様、まだ上に行きたくありません。
れんれんにも、幸にもさようならを言ってない…”
神様は、もう一度、福の頬を撫でた。
“大石蓮の気持ちがあなたに向かないのであれば、あなたがここに居る意味はないのです。
それに、さようならを告げる必要もありません。
あなたの事は、誰も覚えていないのですから”
神様がそう言ったと同時に、福はどこかに飛ばされてしまった。
さようなら、幸…
さようなら、れんれん…



