「君は私の精神安定剤だよ」って言ってくれた子が
居ました。とある少女の夏の日のこと。
自分の命を軽く見てる子でした。
私の大好きな人、姉のような人でした。
彼女が自分を大切に出来ない分、
私の大切にするべき人でした。
そんなある日、彼女は記憶喪失になってしまいました。
彼女が忘れたのは沢山の人々と思い出であり、
唯一覚えていたのは私のことでした。