「実は、あなたの推しを幸せにできるのはこの世でたった一人――――ヴィヴィアン様だけなんですよ?」
「ふぇ……?」
ブワッと全身が沸騰する。元々限界間近だったのに!
(こんなのたえられるわけがないじゃない!)
ヘナヘナと座り込んだわたしを、エレン様が抱き上げ、バルコニーへと連れ出した。
ふたりきりになって、至近距離から顔を覗き込まれて、なんていうか――――空気がとても甘い。既に臨界突破しているのに、エレン様はまだまだ攻めの手を緩める気はないらしい。
だけど、わたしだって負けてられない。
意を決して顔を上げ、エレン様をまじまじと見つめれば、彼は嬉しそうに目を細めた。
「あ……あのさ!」
「はい」
「わ、わたしを幸せにできるのもこの世でただ一人……エレン様だけなんだよ?」
エレン様が目を見開く。
そのすきに、わたしは身を乗り出し、エレン様の唇にそっと口づけた。
エレン様を――――推しを幸せにできるのはわたしだけ。
そして、そんなわたしを幸せにできるのはエレン様だけだ。
二人でいたら、わたしたちはきっと、とてつもなく幸せになれる。
だってわたし、今、ありえないぐらい幸せだし。
エレン様も絶対、幸せだもん。表情見たらわかるもん。
「本当、ヴィヴィアン様には敵いません」
エレン様の笑みが弾ける。推しの――――こんな極上の笑顔を引き出すことができた自分を誇らしく思いつつ、わたしは満面の笑みを浮かべるのだった。
「ふぇ……?」
ブワッと全身が沸騰する。元々限界間近だったのに!
(こんなのたえられるわけがないじゃない!)
ヘナヘナと座り込んだわたしを、エレン様が抱き上げ、バルコニーへと連れ出した。
ふたりきりになって、至近距離から顔を覗き込まれて、なんていうか――――空気がとても甘い。既に臨界突破しているのに、エレン様はまだまだ攻めの手を緩める気はないらしい。
だけど、わたしだって負けてられない。
意を決して顔を上げ、エレン様をまじまじと見つめれば、彼は嬉しそうに目を細めた。
「あ……あのさ!」
「はい」
「わ、わたしを幸せにできるのもこの世でただ一人……エレン様だけなんだよ?」
エレン様が目を見開く。
そのすきに、わたしは身を乗り出し、エレン様の唇にそっと口づけた。
エレン様を――――推しを幸せにできるのはわたしだけ。
そして、そんなわたしを幸せにできるのはエレン様だけだ。
二人でいたら、わたしたちはきっと、とてつもなく幸せになれる。
だってわたし、今、ありえないぐらい幸せだし。
エレン様も絶対、幸せだもん。表情見たらわかるもん。
「本当、ヴィヴィアン様には敵いません」
エレン様の笑みが弾ける。推しの――――こんな極上の笑顔を引き出すことができた自分を誇らしく思いつつ、わたしは満面の笑みを浮かべるのだった。



