「別に、どっちでもない」

 「あっそ……」

 そう言うと、ふたりで自分のパソコンに向き合って仕事を続けた。

 しばらくして、清水さんと本郷さんが入ってきた。

 「お疲れー」

 「あ、お疲れ様です」

 「これ、差し入れ」

 清水さんがビニール袋を差し出してくれた。
 覗いてみたら私の好きなメーカーのアイス。嬉しい。