母にあいつが香那の元カレだと言うのははばかられるので言わないが、本当なら外してくれと頼みたいところだ。 部屋へ戻ると真っ暗だ。 香那が来ていないと言うことはあっちは終わってないのか?もう二十四時過ぎだ。 俺は焦って、彼女に連絡した。すると、もう終わったと言う。家かと聞けばそうだという。 急いで五階へ行き、彼女の部屋のベルを鳴らした。 出てこない。 ドアを叩いた。 「香那、開けろ」 「ちょっと待って」 彼女の声がする。嫌な予感がして、合鍵を使った。 「香那?」