御曹司は部下の彼女に仕事も愛も教えたい


 そう言うと、中へ入り、少しして戻ってきた。

 「いいぞ、入ろう」

 入るとイケオジがこちらを見ながら笑ってる。シェフ?

 「英嗣。おまかせのみだぞ。突然だからな」

 「はい、構いませんよ」

 「ああ、お嬢さん。初めまして。俺はここのスーシェフ兼こいつの叔父です」

 「ええ?あ、すみません。お世話になります」

 「いやいや。久しぶりだよ、こいつが女の子連れてきてくれんの……」

 「余計なことは言わないで下さい」

 「はいはい、ごめんなさい」