キミはもういない 【短編】





それからの私たちは沈黙の中、校内を歩き続けた。


私はドキドキして何を話していいのかわからなかった。


その沈黙の空気を破ったのは彼だった。


「なんか……ごめんな。」


突然のことで何を言っているのかわからなかった。