麗華「続き話しますね」

そう言ってまた麗華は話し始める。

麗華「当時の兄は悲しみと不安の狭間にいたんだと思います」

麗華「これまで自分より年上の兄弟が2人いたのにある日突然1番年上になるんですから」

麗華「それにその頃からなんです兄が不良に絡まれ出したの」

麗華「原因は分かってます」

すると麗華は怒りに満ちた声で話し出した。

麗華「事故で死んだ上2人」

麗華「あの2人はどっちも男の双子だったんです」

麗華「顔もよく似てた…天月兄さんはその2人に似てたんです三つ子って言われても納得できるぐらい」