スマホを見るとさっそく白土くんからスタンプが。



よろしくスタンプを押しておく。




「急に悪かった。ありがとな。」




「ううん大丈夫。おやすみ」




「あぁ。おやすみ。」



言うのが少し恥ずかしかったのか、ドアを閉める瞬間にボソッと聞こえた。






可愛いところもあるんだなぁ。



と呑気なことを思っていると、スマホが震えた。





名前を見るとさっき見たばかりの白土恭介の名前があった。




《やっほ〜花ちゃん!》



「元気だね。どうしたの?」




《唐突に聞いちゃうんだけど、今蓮ちゃんと住んでるってほんと?》





「住んでるって、、まぁ、いろいろあって住まわせてもらってます。」




《やっぱりあれ?》



「あれって?」




《意識しちゃう感じ?」




「意識って!?」


思ってもいなかった発言に勢いよく立って椅子を倒してしまった。






《え〜だってさ、これから毎日同じ家で過ごすんだよ!あのイケメンと!絶対好きになっちゃうって!》





「いや、でも、同じ家に住んでるって言っても蓮くん部活忙しくてあんまり家にいないから。」




「それもそっか。じゃ、これからだね!」





たぶんこれからも恐れ多くてないですね。




《まぁ、蓮ちゃんをよろしくね花ちゃん!》






「白土くんは蓮くんとすごい仲良いんだね。」




《幼稚園のこれからの仲だからね!
それと、僕のこと下の名前で呼んでよ!》




「恭介くん?」




《そうそう!あ!もうこんな時間だ!
明日も部で朝早いからもう寝るね!
夜遅くにありがと!おやすみ!」




「こちらこそ。おやすみ、恭介くん。」




嵐のような電話だったな。


でも、きっと悪い人ではないしこれからも仲良くしたいな。