「ええ、美味しかった。また来てもいいですか?もちろん、須藤さんと一緒に」

 「ああ、ひとりでもおいで」

 「……健ちゃん!」

 「ふふふ。ひとりでは来ませんよ、安心して下さい」

 「もう。すぐに女の子に色目使って。許さん」

 「使ってねーよ。お前がいるってみんな知ってるよ、ここに来てる奴はほとんどな」

 いいなあ。うらやましい。須藤さんをおいて、私は先に失礼した。