「礼子ちゃーん。余計なことは言わないのよー」 あっちで彼がウインクしてる。 「健ちゃん、洋食ランチふたつ。アイスコーヒーでいい?」 私を見て聞いてきた。 「ええ」 「じゃ、アイスコーヒーもふたつー」 「はいはい」彼が返事した。 「素敵な店ですね。夜に良く来るの?」 「そうね。夜のほうが多いかな?」 「昼も来るじゃん」