自分の横をポンポンと叩いている。
片付け終わると、祖母の横に座った。
「……さっきのはなしでしょ?どうした?」
「清家の大奥様はお見合いじゃなくて友達にでもなってやってほしいっておっしゃるのよ」
由花はおかしくて笑ってしまった。なんか、すごく変。
「よくわかんないけど、そのお孫さんという人が了承しないとだめじゃないの?」
「それは大丈夫っていうのよ。事前に聞いたわけじゃないけど、自分が頼んだらまず嫌とは言わないっていうの。うちと一緒ね。お前も私に恩があると思っていて何でも言うこと聞くじゃない」
驚いた。そんなつもりじゃないけど、分かっていたのだと思った。



