叱られた冷淡御曹司は甘々御曹司へと成長する


 「本当なの、それ?今まで確かフラワーアレンジメントの大手のプロダクションを使ってたんじゃないのかしら?大奥様にはそう聞いていたのに。どういうことなの」

 「玖生さんが言うには丁度契約満了だから良かったらとうちに話をくれたの。勉強になるし、反響もあるからうまくいったら最高よ」

 「それはそうね。でもそれはそれとして受付の仕事なんて出来るの?花と両立難しいわよ」

 「そうよね。それについてはちょっと話し合ってみるね」

 「無理しないのよ。身体壊したら元も子もないわ」

 「うん」

 その後、メールのやりとりをした。何故か、初日から迎えに来てくれると言う。

 「いいです。そんなことしてくださらなくても自分で行きます」