叱られた冷淡御曹司は甘々御曹司へと成長する


 「織原です。お待たせしました」

 「ああ。かけてくれてありがとう。この番号が君のプライベート?」

 「はい、そうです」

 「単刀直入に言う。君は周りにいないタイプで面白い。たまに俺の話し相手として食事でも付き合って欲しい」

 「嫌です」

 「即答か。ますます面白い。そうだ、女性と上手くいけるように俺の悪いところを矯正して欲しいんだ。それならいいだろ?祖母に聞いたらそれでもいいと話してあったそうじゃないか。この間みたいに、教えてくれたら色々問題のある性格を直していけると思うんだが、どうだ?人助けだと思って」

 うまいこと言って、絶対変。