「……だが俺は食べたい」
私は真顔で言う彼に驚いて、恥ずかしくなってしまった。
「……おい、何真っ赤になってんだよ、それこそ子供じゃあるまいし」
「知りません、玖生さんはやっぱり悪い子だからふざけてばかり。花丸帳消しにします」
「ああ、悪い子で結構。それなら食べていいんだろ?」
「もう!」
顔を見合わせ、吹き出して笑い出した。
話している間に運転手さんが一旦ツインスターホテルに戻り、荷物を持ってきてくれた。玖生さんも乗せてそのまま自宅へ送ってくれた。
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