偶然?必然?運命です!

「〜〜っっ」



「泣くなって」



「〜だぁって」



「ククッ」




ベソベソ泣いていたら笑われる。




なんで岸井くんはそんなに




「なんでかって?」



「!?」



「前も言ったろ。友達だからな」




う“……っ。



そうか友達か。



ちょっ……



ちょっと期待してしまった!!



私のバカッ。



岸井くんは純粋に友達として心配してくれているのに。




でも




「ありがとう、ありがとう岸井くん」




嬉しい。



岸井くんが側にいてくれる限り、私はきっと“人間”でいられる。




「ん」



「ん?」



「約束だ」




差し出された小指。




〜〜¥℃¿&№§€!?



そそそそそそそれはっ。



ゆゆゆゆゆ指切りげんまんというやつでは!?



わぁあっ。



泣いたから?



なんだか、岸井くんが甘いのだけど!?



しかしこの機を逃す訳にはいかないっ。



岸井くんと指切りげんまんなんて次はいつ出来るかっ。



と、思いながらもちょっとビクビクしながら小指を差し出すと……



しなやかで長い小指が絡まった。




「嘘ついたら焼き肉奢ってやるよ」



「焼き肉!?」



「おう。これで俺は絶対にこの約束を守らないとならない」




何故なら金が無いからだ。



そう言ってケタケタと笑う岸井くん。



笑顔がまて可愛い!!




「「約束」」




キュッと一度だけ力を込めて、離す。




私はその小指にソッ触れ……食べかけのパンを食べた。




「美味い〜〜っ」



「現金な奴め」




さっきまでの不安は微塵もなく昼休みの間、他愛もない話しをして岸井くんと過ごした。




ありがとう、岸井くん。