偶然?必然?運命です!

玖遠side




「待って!!納谷さん!!」




希虎に言ってやる、そう言ってトイレから出ていく納谷さん。




止めるも止まってくれるはずもなく。




追いかけなくちゃ……



岸井くんに言われるのだけは……




止めたい。



でも体が動かない。




さっきのアレは……何?



どうして私の瞳はあんな……に赤く……。




化け物。



納谷さんにそう言われたけれど、自分でも思ってしまった。




人の瞳があんなに赤く輝くはすがない。




私は……人間ではないの?




鏡を見ると、瞳は赤から黒へと戻っていた。



なんなの?




誕生日ー。



何か隠しているという両親。




私は、誕生日に人間ではなくなってしまうのー?




カタカタカタ……と体が震える。




岸井くん。




人間でなくなったら、この恋心も忘れてしまう?




だって、さっき納谷さんの首を絞めている時ー




愉しかったの。



沸々と湧き上がってきた残忍な気持ち。



あんな恐ろしいことが愉しいなんてそんな




それを抑えるように自分の体を抱きしめると




ポツポツと洗面台に雫が落ちた。