偶然?必然?運命です!

納谷side




なんなの!?



なんなの、コイツ!?



急に首を絞めてきたと思ったら……目が……目が……




人間じゃない!!



こんな目が赤……




最初に感じたのは恐怖。



でも血のような赤を……綺麗だと思う気持ちもー。




「……何……コレ」




「ゴホッ!!ゲホッ!!」




首から手が離れ、トイレの床に座り込む。




トイレの床なんて最悪!!




でも息をするのに必死で立ち上がることも出来ない。




その間、月城は呆然と鏡を見てる。



……何?



まさか、今知ったなんて言うんじゃないでしょうね?



そんな訳……



いや、でもさっきまでの目は本当に普通の黒だった。




「私……」




しかしこれは大チャンスじゃない!!




希虎に話せば



「気持ち悪い」



って、コイツから離れるはず!!



今は転校生が物珍しくて構っているだけ。



またあたしのところに戻って来るわ!!




そうなると善は急げ、咳き込んでいる場合じゃない。




希虎!!



待ってて!!




「化け物は大人しくしてなさい!!希虎には言っといてあげるから」




「!?」




「アンタが化け物だって!!」




そう言うとあたしはトイレを飛び出した。




「納谷さん!!待って!!」




そんな声が聞こえてくるけど、誰が待つかっての。




希虎が居る屋上へと走る。




追ってこられたらどうしよう、と怖くて足が震えてなかなか速く走れない。




けれど、月城が追ってくることはなかった。