偶然?必然?運命です!

「っっ」




ガタンッ!!



叩かれた衝撃にドアにぶつかる。



頭もぶつけ、二重に痛い。




「希虎のこと何も知らないのに知ったかぶるんじゃないわよ、このブス!!」




カッチーン。



カッチーンときたはコレ。




「私がブスなら、アナタは性格が相当ブスよね」




「はぁあ~!?」




叩かれて怯むとでも思ったのだろうか。




言い返されて、眉を跳ね上げさせ口を限界まで歪ませて私を睨む納谷さん。




残念でした。



私はヤられたらヤり返す。




「アナタ、岸井くんに友達が出来ないようにしてるでしょ?」




「ハァ!?何言って」




「大概の人は少しの嫌がらせや脅しで退いたんでしょ?でも私は」




友達になった、仲良くなった。



今日などはお昼ご飯にも誘われた……?




それが気に入らないんだろう。




こうして実力行使に出た。




ジンジンする頬を押さえ私も納谷さんを睨む。




それで岸井くんがどんなに悲しい思いをしてきたか。




わかっているのか、この人は。




「もう止めなよ、こんなこと。岸井くんは全く望んでいない」




「うるさい!!うるさい!!うるさいアンタが希虎を語るな!!希虎はあたしのこの可愛い嫉妬を喜んでいる!!」




「……」




……怖っ。



この人、怖いんですけど!?



これ、マジで言ってるの!?




「っっ!?」




また叩かれそうになるから、腕でガードするも




パチーンッ!!




今度は逆の頬を叩かれた。




「っっ」




「アンタが悪い!!」




「……」




「希虎に近づくな!!って、何?泣いてるの?ダッサ。叩かれたぐらいで」




もう我慢の限界だった。



沸々と湧いてくる怒りに下を向き、体を震わせる。




それを見て、納谷さんは泣いていると勘違いしてと嘲笑った。




瞳が熱い……



燃えるようだ……




「もう一度叩かれてくなかったら」




ガッ!!




「グゥッ!?」




私は納谷さんの首を鷲掴みにした。