偶然?必然?運命です!

「あ?」


「えっ!?」




私、何を口走った!?




「えっ!?いやっ、あのっ」


「落ち着け」




男の人に抱き上げられたままパニクる私。




「違うんですっ!!そのっ!!ごめんなさっっ」




ゴンッ!!




「「〜〜〜〜っっ」」




謝ろうと頭を下げた私は、男の人のオデコにおもいっきり頭突きをする形に……。



二人でオデコを合わせたまま痛さで悶絶。




「石頭か……」


「ご……ごめんなさい……」




謝って少し離れると、男の人と至近距離で目が合った。



雲に隠れていた月が出てきて、月光が私達を照らす。



艶のあるサラサラの黒髪。


切れ長の瞳は髪と同じ黒色。


スッとした鼻筋で形の良い唇。


凛々しい顔立ち。


身体は細身なのに鍛えられていて、私を抱き上げていてもビクともしない。


健康的に日に焼けた肌。



全てが……


この人の全てが……










  

 















どストライクだった。




めちゃくちゃカッコイイんですがーー!?



おもわずヨダレが垂れそうに……。



危ない、危ない。



そんなキャーキャーとトキメク私の気持ちを知らない男の人は、私の瞳を凝視している。



そんなに見つめてくるなんて……



もしかして……この人も同じ気持ち!?



徐々に顔を集まってくる血。



ああ……私今、きっとリンゴよりも顔が真っ赤だー。





















「アンタ……」