北杜「なるほど、それだけで、優しいと言えるのか?」
北岡「普通の人ならやりません。ですが、あなたはしっかりお婆さんを助けた。それは揺るぎない事実ですよ」
そう、北岡さんは言った。
北杜「そう言われると嬉しいよ、『俺は親から困っている人がいたら助けてやりなさい』と親に言われているからそれを守っているだけだよ」そう言うと
北岡「………」北岡さんはぼ〜っとしていた。
北杜「北岡さん?どうしたの?」北岡「ああ、すみません!…その北杜君?」
北杜「どうしたの?」
北岡「北杜君…その…彼女って…いるんですか?」
北岡さんはそう俺に聞いてきた。

北杜「へ?いるわけ無いじゃん!こんな、陰キャでクラスカースト最底辺の俺が彼女?ないない、多分、今世も来世もないよ」
と言って、北岡さんを見たそしたら怒こった顔をした北岡さんがこっちを見て
北岡「貴方!いくらなんでも自分のことをを見下しすぎです!貴方のいいところは私がよく知っています!そんな事私の前で言わないでください…」
と言い切って涙ぐんでしまった。(やべぇ!まずい!)俺は困惑しながらも
北杜「分かった!マイナスなことは言わない。約束しよう。」
北岡「はい!それと…」
北杜「まだある?」
少し、間を開け彼女が言った言葉はこれだった。
北岡「私と友達になってください!」
勿論、俺の答えはもう決まってる
北杜「こちらこそ、よろしく」
こうして、俺と北岡さんは友達になったのだった。