私の彼は御主人様

『じゃあ下ろしてよっ、やだっ!』


(そりゃあカレー三杯おかわりしたけどっ)


『ノワールの馬鹿っ…意地悪っ、鬼っ』


ぼすっ。


ベッドに投げられる。


『ぎゃっ』


『色気のない声だ。面倒だから一緒に寝る』


ノワールがあたしの隣に滑り込む。締まった身体の線が嫌でも目に入ってしまう。


しかもヤバい位いい匂いがする…薔薇?


駄目だ、刺激が強すぎるよ。


『ノワールはいいかもしれないけど緊張して寝れないっ』


『目を瞑って100数えろ』