『うわあああっ! ごめんなさいっ!』


慌ててベッドから飛び降りた。


『なんで…あたし…ソファーで寝たのに』


『夜中貴様がうなされていたので場所交代してやろうと抱き上げたら、しがみついてきて離れなくなった。仕方がないので一緒に寝た』


『それで…』


『一緒に寝たはいいが貴様は更に激しく抱きついてきて今に至る』


『本当にごめんね』


ノワールはあたしの頬をうにっ、つねった。


『今日は充分…充分働いて貰う』


(繰り返したよ! )



『はぁい、御主人様』


あたしは、情けない声で呟き見つからない様にため息をついた。