『そのままで寝ると髪が痛む。ドライヤーはあるのか? 』


『…あります』


『よこせ』


『…はい』


そして今、あたしはノワールにドライヤーで髪を乾かして貰っている。


『ただでさえ、ちんちくりんなんだから髪ぐらい手入れしろ』


『さーせん』


ドライヤーの熱とあたしの髪を触るノワールの指が気持ちいい。