『ノワール君、律を頼む。私はあまりこの子の側に居てやれなかった…君はずっと側に居てやってくれ』


父さんが頭を下げると。


『僕の方こそもう律なしでは生きていけません。必ず二人で幸せになります。ご理解下さってありがとうございます』


と、深々と頭を下げた。


こうしてあたしとノワールは、正式に婚約した。


....んだけど。