『大丈夫? 顔色悪いよ?ショックだったんだね』


(高澤先輩の事よりあの変態吸血鬼のせいだけど、そんな事言えないよ…頭おかしいっておもわれちゃう)

『ねぇ、その雑誌何? 』


話題を変える為、ユリが大事そうに持っている雑誌を指さした。


『めちゃかっこいくない?』


付箋が貼ってあるページを開いて興奮したようにユリが言った。