私の彼は御主人様

『なんっでもないですっ! 』


慌てて首をぶんぶん振る。

『ノワール様が戻っていらしたなら私が居なくても大丈夫でしょう。マスターの所に帰らさせて頂きます』

『ああ。世話になった』


『では、満月の夜に』


『さっきルージュも言っていたが何かあるのか? 』


『それは私より律様に聞かれた方が良いでしょう。』

ケルベロスが赤い瞳であたしを見詰めた。