私の彼は御主人様

『ケルベロスに任せておけば大丈夫だ』


『皇さん』


優が魔王の顔を見た。


『律さんは、ルージュさんとノワールさんの〈運命の相手〉なのかな? きっとそうだよね? 』


『優…お前はどう思う?』


魔王は金色の瞳を一際輝かせて。


意味ありげに微笑んだ。