『じゃ、行きます』


深夜12時。


あたしは皆に頭を下げた。

『おい、本当に一人で行くのか? 』


先生が顔をしかめて問いかけた。


『すいません。誰か一緒だと、きっとルージュ会ってくれないと思うので』


『律』


魔王様が言った。


『今の奴は何をするかわからんぞ? いいのか? 』