私の彼は御主人様

『律、ノワールはむろんお前にべた惚れだ』


『確かに』


先生はうんうん頷いた。


『俺は今までルージュはノワールへの嫌がらせの為にお前に執着していると思っていた』


『はい』


『しかし封印が解けてルージュが表に出た。嫌がらせをする相手はもういない』


『あっ! 』


優さんが小さく叫ぶ。