『あたしが先生を呼んだんです。あたしのせいで先生が』


『おい。それはないぞ』


いつの間にか先生が目を開けてあたしを見ていた。


『情けないぜ…大事な生徒を危うく死なす所だった』


先生は大きく息を吐き出した。


『すみません、でもあたし行かなきゃ』


(ノワールとルージュの所に)