私の彼は御主人様

『あたし、は大丈夫…先生、は? 』


『ハンター達なら無事だ。お前の方がよっぽど悪いぞ。目を閉じろ』


それと同時にあたしは何も分からなくなった。


『ノワール及びルージュに対して抹殺命令を出す』


魔王がはっきりと宣言した。


『 そんな』


ルシルが絶句した。


『仕方ない…俺の責任だ』

金色の瞳を伏せる魔王。


『律とハンター達を安全な場所へ移動するぞ』


『ケルベロス! 』