『俺とは一緒に居てくれない…他の奴と一緒だ』


『違っ』


強引に抱き寄せられる。


『もう要らねぇ』


とたんに首筋に鋭い痛みが走った。


『あ…』


『や…めろ』


先生が必死にこっちを見て言っている。


力がどんどん抜けていく。

何かを啜っているような音。


(あたしの、血? )


意識が薄れる。