私の彼は御主人様

顔を上に向けると不思議そうな顔。


『なんだ、その悲鳴は…朝から騒がしいな』


『ごめんね』


ぎゅっとしがみつく。


『どうした? 何かあったか? 』


優しく背中を撫でられて、それだけで幸せな気持ちになるあたし。


『ノワール、大好き』


『律、貴様計算でしてるならたいした奴だが』


『ん? 』


『天然だから始末が悪い』


そう言ってちょっと笑って。


あたしの額にキスをした。